今日のお題は
「これをやってはNGティアラだよ!!」です。
NGティアラにも色々あるのですが、
そのNGティアラの1つにスワロフスキーの使い過ぎ!があります。
特に小学生のお嬢さんに作る場合は気を付けてあげて下さい。
【過ぎたるは猶及ばざるが如し】ということわざがある通り、
やはりやり過ぎるとやはり失敗になります。
NGの基準としては、ティアラが派手に光り過ぎるて、
ついつい頭に目線が行ってしまうレベルです。
バレリーナの踊りの邪魔をするくらいに光るのはナンセンスです。
本末転倒なことになってしまいます。
時々、キラッキラッと輝くから素敵なんです。
それがずーーーっとぴかぴかではねーー・・・
コンクール会場で時々ビックリする程に輝くティアラを見かけることがあります。
ピカピカピカピカッピカピカピカピカッ
ピカピカピカピカッピカピカピカピカッ
ピカピカピカピカッピカピカピカピカッ
異常な光り方です。
客席では、「観音様ティアラ」とか「菩薩様ご降臨」なんて囁かれてます。
気を付けましょう。
仙台の会員さんからこの「観音様のティアラ」のことは聞いていたのですが、
大阪のコンクールでも有りました。
多分、全国的にもあるんだと思います。
それに踊っているご本人はちっとも悪くないのにあれは相当可愛そうです。
でも、作り手さんはスワロフスキーがあまりに綺麗なので、
ついついいっぱいスワロを使っちゃったんでしょうね。
サービスのつもりかもしれないですが、ほどぼとに・・・。
全体のバランスが大事です。
「観音様ティアラ」は客席から見た感じなので正確な数は分かりませんが、
おそらく小粒のスワロが100個位はちりばめられていた感じのような光り方でした。
*ちなみにスワロフスキーにも強烈な光り方をするものと、
柔らかい光を放つものとあります。
小学生ならスワロフスキーは大きめのスワロで2個~6個位
10個もあれば十分です。
スワロフスキーの使い過ぎは気を付けて下さいね。
それと共にダンサーの年齢・実力も考えてデザインしましょう。
特にジュニアの方で140センチ以下の身長の人
はあまり派手にならないようにしてあげて下さい。
この点に気を付けて頂きたいのです。
当店では、ジュニアさんといってもコンクールに
上位入賞してくるほどの中学生以上の人は、
プロぐらいの衣装やティアラを付けても大丈夫だと思っているのですが、
まだ自分の踊りが確立していない成長過程の途中にいるジュニアさんは
あまり豪華なものを付けると未熟な技術力が変に浮き上がる事があります。
かえって印象が悪くなりますので気を付けましょ。
この年齢はこの年齢ならではの子供の美しさと可愛らしさがあります。
プロとはまた違った「まだ未完の美しさ」です。
その美しさの足を引っ張らないようにしましょう。
どちらかといえば控えめにしておいた方が丁度バランスが良いです。
元々、ティアラは衣装より控えめに作るものですしね。